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逆援ドン・キホーテ

奇才テリー・ギリアム監督が長年暖め続けている、セルバンテスの古典小説「ドン・キホーテ」の映画化プロジェクト、「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」。2000年にいったんはクランクインしたものの、さまざまなトラブルに見舞われて製作中断するにいたった経緯がドキュメンタリー映画 「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(02)にもなったいわくつきの作品だ。

現在、同作の再映画化に取り組んでいるギリアム監督だが、どうや ら新たなドン・キホーテを見つけたようだ。「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」の名優ロバート・デュバルが、米映画サイトColliderとのインタ ビューで、「次回作はテリー・ギリアム作品で、ドン・キホーテを演じるかもしれない」と明かしたという。

ちなみに当初、ドン・キホーテ役にキャスティングされていたのはフランス人俳優ジャン・ロシュフォール。ロシュフォールが腰痛を悪化させ乗馬できなくなったことも、この映画をめぐる災難の一つだった。

デュ バルによると、ギリアム監督は「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」(93)でデュバルがキューバ出身の元理髪師を演じたのを見て、ドン・キホーテ役 をオファーしたという。ギリアム監督の念願の企画がついに実現するときがきたのかもしれないが、残念ながらまだ製作費が調達できたわけではない。デュバル も、「ギリアムと仕事ができるのはすばらしいことだが、問題は金だ。あくまでも製作費が集まったらの話だ」と言っている。

なお、すでに最初から本作に関わっていたジョニー・デップは離脱することが分かっており、それも資金集めには不利な条件となっている。
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